認知症とは「いったん正常に発達した知的機能(記憶能力、思考判断力、言語機能など)が持続的に低下し、複数の認知障害があるために、社会生活に支障をきたすようになった状態」を言います。
頻度は比較的高く65歳以上では10人に1人、85歳以上では4人に1人と言われています。また「アルツハイマー型認知症」と呼ばれるものが約7割です。
単なる物忘れとは全く異なります。
認知症には大きく分けて二つの症状があります。
認知機能の低下、つまり病気の本質である中核症状(思考・推理・判断・適応・問題解決能力の低下)とそこから発生する様々な問題行動(徘徊・睡眠障害・攻撃的行動・不安・抑うつ・幻覚・妄想・介護への抵抗など)をさす周辺症状です。
認知症を患っている患者様ご本人は中核症状に苦しむのですが、介護者である家族の皆様は周辺症状に悩まされます。しかし周辺症状の一部には認知症に対する理解不足から、患者介護者の関係が壊れ発生するものも少なくありません。
のようなことを感じているのです
当院では、認知症の診断・治療は勿論、その病気の本質について解りやすく説明するとともに、介護者の立場に立って、その悩みに寄り添い、解決していける方法を極力見つけていきます。
薬物療法はその一つに過ぎません。時には訪問介護を行い更衣や入浴の支援、デイサービス等への送り出しを援助、さらに受診を拒否する場合には在宅診療を行います。
ケアマネージャーとも密に連絡を取り、認知症の進行状況に応じた医療看護介護を提供します。
認知症の家族を持ち、介護に疲労や絶望を感じている介護者様、また止むを得ず一人暮らしの高齢者を持つご家族様、是非あきらめることなく当院へご相談ください。
私が認知症治療介護を行ううえで、いつも心においているパットムーアの詩を掲載します。
是非ご一読ください。
✓ 頭が痛い
✓ 頭が重い
✓ 頭がボーっとする
✓ 顔が崩れている
✓ よだれが出る
✓ 片目が閉じられない
✓ 顔や口の中が痛い
✓ くしゃみ・鼻水
✓ 目のかゆみ
・一般的な風邪(急性上気道炎)・花粉症などのアレルギー
・副鼻腔炎・ウイルスや細菌感染による結膜炎
✓ のどが痛い
・一般的な風邪(急性上気道炎) ・急性扁桃炎
✓ ドキドキする
・心筋梗塞 ・不整脈 ・発熱 ・上気道炎 ・更年期障害
・不安や心配 ・焦燥 ・うつ状態
✓ 身体がだるい
・心不全 ・腎不全 ・肝不全 ・副腎機能不全 ・甲状腺機能低下症
・悪性腫瘍(がん) ・脳腫瘍 ・うつ病 ・更年期障害
✓ よく忘れる・思い出せない・何もしたくない
✓ めまい・ふらつき
片頭痛は、頭の血管が拡張し、更に血管の周りについている神経が緊張することで起こる頭痛です。特に女性に多いです。
典型例では、頭痛発作の前に目の前がピカピカ光る発作が起こりますが、目の症状を伴わない方が多いです。
片側のこめかみ、目の奥の「ズキッ、ズキッ」とする頭痛で光をまぶしく感じ、音をうるさく疎ましく感じます。頭を抱えて暗く静かなところでじっとしていたい痛みと表現する患者様が多く、激しい嘔吐を伴います。
命に別状はありません。
治療 | 当院では内服薬を含め、発作時の内服、注射。 激しい嘔吐を伴う方には鼻に注す点鼻薬もあります。 最近、自己注射薬も発売されました。 |
筋収縮性頭痛は、頭の周りについている筋肉が収縮、つまり緊張することで起こる頭痛です。後ろ頭、こめかみの締め付けられるような痛みで、「頭にバンドをして締め付けられている感じ」「頚から後ろ頭に上ってくる感じ」と表現する患者様が多いです。命に別状はありません。
原因 | 肩こり、頚の疲れ、腕の疲れ、眼の疲労、睡眠不足、ストレスなど |
治療 | 鎮痛剤、筋緊張改善剤、抗不安薬、ビタミン剤などの薬物療法と原因に 対する理学療法など |
脳梗塞は、脳を栄養する血管が詰まって、脳の機能が障害される疾患です。
脳梗塞が頭痛の原因となることは意外に少ないです。頭痛以外の症状、手足が動かない、力が入らない、言葉がしゃべりにくい、目が見え難いといった症状を伴い、急激に発症します。
脳梗塞で頭痛を伴う場合は、命にかかわることもあり、可及的速やかな入院治療が必要になります。ただし、小さな血管の流れが悪くなっている多発性ラクナ梗塞や動脈硬化による脳循環障害では、頭痛、頭がすっきりしない、頭が重いと訴える方が多くいらっしゃいます。脳梗塞の予防のため更に内科的検査が必要です。
不整脈や狭心症などの心臓の病気、生活習慣病(高血圧症・糖尿病・高脂血症)の有無を検査し、治療が必要です。
くも膜下出血・脳内出血は脳の周囲や脳の中に血が出て、脳の機能が傷害される状態です。
今までに経験したことのない激しい頭痛を訴え、意識障害や手足が動かない、力が入らない、言葉がしゃべりにくい、目が見え難いといった症状を伴い、急激に発症します。しかしながら、ごく普通に頭が痛いと歩いて受診される方もいらっしゃるので、非常に注意が必要です。
命にかかわることも多々あります。
くも膜下出血・脳内出血は脳の周囲や脳の中に血が出て、脳の機能が傷害される状態です。
今までに経験したことのない激しい頭痛を訴え、意識障害や手足が動かない、力が入らない、言葉がしゃべりにくい、目が見え難いといった症状を伴い、急激に発症します。しかしながら、ごく普通に頭が痛いと歩いて受診される方もいらっしゃるので、非常に注意が必要です。
命にかかわることも多々あります。
顔面神経麻痺は、顔の表情を作る筋肉を動かす顔面神経が麻痺して、顔の表情が作れなくなる疾患です。中枢性と末梢性があり、中枢性の場合、脳梗塞や脳内出血、脳腫瘍が原因となることがあるので頭部CT検査は必須です。
原因 | 末梢性の場合、原因不明の場合が多いですが、最近では水疱瘡の原因ウイルスによる神経の炎症と考えられるようになりました。 |
帯状疱疹は、神経に潜伏感染した水疱瘡の原因ウイルスが突然発現し、皮膚に水ぶくれ(水疱)を伴う発疹と神経痛を引き起こす疾患です。
免疫力が低下しているときに起こりやすいです。
三叉神経痛の痛みで発症した後、徐々に水疱や発疹が出てくる場合があります。
うつ病は精神科疾患ですが、頭痛や頭がすっきりしない、頭が重いと訴える方は多いです。
物忘れが困る、物忘れをして人に迷惑をかける、認知症だから家族に迷惑をかけているなど自分から物忘れを心配し、そのことで自分を責めるような訴えをすることもあります。
また、これまでの頭の病気に合併することもあります。
単なるかゆみだけで終わる場合が多いですが、中には熱が出たり、呼吸が苦しくなったり、胸がドキドキするような全身反応を伴うこともあるので注意が必要です。
また、かゆくて激しくかいたところから細菌感染を起こす場合もあります。
虫などに刺された場合、山や畑で草や木に触れた場合、放置せずに診察を受けておいたほうが良いです。
軽症の場合には当院外来で縫合可能です。 かなり重症の場合や腱、骨に達する場合、応急処置後専門病院へ紹介します。
高齢者では、抗血小板薬やワーファリンなど血が止まりにくくなる薬を服用している場合が多々あり、「このくらいの傷なら」と放置しておくと、どんどん血が止まりにくくなり、命にかかわることになることもあり、要注意です。
犬や猫による咬傷の場合、傷の消毒縫合などの外科的処置も重要ですが、破傷風に対する予防も重要です。
外で飼っている犬・猫、野良に咬まれた場合は、傷の処置と合わせて、破傷風トキソイドの注射をしておく必要があります。
膀胱炎が疑われます。放置すると逆行感染から腎盂腎炎などに至ることもあります。女性に多いです。
治療は抗生剤の服用が著効です。恥ずかしがらずに早めに受診して下さい。
様々な原因があり、薬や治療法も様々です。十分な問診が必要になります。
高齢者では全身疾患、高血圧、心不全、身体のかゆみ、腰痛、肺炎などから不眠を訴えることもあるので注意が必要です。
現在内服している薬により不眠になる場合もあり、慎重な対応が必要です。睡眠薬に対する間違った知識を持つ医療関係者・患者様もいらっしゃいます。自分が「なぜ眠れていないのか」「どういう効能の睡眠薬を飲んでいるのか」を十分知った上で治療服用することが必要です。不眠の治療は簡単ではありません。